さて、やっと6階です。ここまででもう2時間以上使ってしまいました。
6階のテーマは COMMOMS ひとつの世界をともにする
6階はキタイワトビペンギンがいるエリア
クラゲがいるPLANKTON ROOM
デジタルアートを映し出すBLUE ROOM
植物がありフェアリーペンギンの部屋もあるGREEN ROOM
飲食を販売するシロクマベーカリー&
からなります。
まずPLANKTON ROOMから見ていきます。
2023.7.18#AOAOSAPPORO #プランクトンルーム pic.twitter.com/1AIWVSGIh2
— 金子貴樹(たかぷう) (@oisonero2015) July 19, 2023
BLUE ROOMは海の世界をデジタルアートで再現した展示で、スクリーンや床に投影された映像は人の動きに合わせて変化します。
2023.7.18#AOAOSAPPORO#ブルールーム pic.twitter.com/5WT8w0oRTr
— 金子貴樹(たかぷう) (@oisonero2015) July 19, 2023
2023.7.18#AOAOSAPPORO #フェアリーペンギン pic.twitter.com/2ZrQ4RezYz
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プールだけじゃなく陸の部屋もあります。手前には砂場もありました。
ではお待ちかね、一番の目玉であるキタイワトビペンギンです。
挨拶しているのではなく、おそらく小さな虫が飛んでいて追っていたのではないかと。
この2羽はペアのようで、(たぶん)求愛行動みたいなものも見られました。
2023.7.18#AOAOSAPPORO #キタイワトビペンギン pic.twitter.com/H7FsQx62bM
— 金子貴樹(たかぷう) (@oisonero2015) July 19, 2023
横からは泳ぐ姿を見ることもできます。
2023.7.18#AOAOSAPPORO #キタイワトビペンギン pic.twitter.com/G0p2BtagiM
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この陸場があまりに無機質なので、擬岩などにすればいいのにと思われるかもしれませんが、この六角形の台は自由に組み替えることができるのです。
単調な生活にならないように工夫されています。
キタイワトビペンギンはその名のとおり岩場を跳ねて登ります(ホップ)。
このようにホップするペンギンを観察できます。
写真右側の丸い穴はおそらく換気ダクトで、何個もありました。全然ペンギン臭くないのでこれで換気してるのかなと思います。
照明は、
このように何色かに色分けされていて、これで自然光を再現しているのかなと思いました。
あとで見たテレビの中継では、夕方にはオレンジ、夜間は暗めの青に変化しており、そのコントロールのための色分けなのですね。
夜に暗くなるのはいいと思いましたが、そうなるとフラッシュを使う客も気になりますね。
僕がいたのは16時すぎまでだったので暗くなってからのことはわかりません。
もうひとつ気になることは、この展示エリアの近さです。プールの面から階段を数段登ったところは遮るものが何もなく、
近くを泳ぐペンギンに手を伸ばせばさわれてしまうほどの距離です。
ちょっと客のことを信用しすぎじゃないかと思いました。
(実際、この水にコップを入れてゆすいでいるような客がいましたよ…)
フラッシュ禁止だとか、手を触れないで、といった注意書きは一切ありません。客の良識にまかせるということでしょうか。
しかしアルコール類を販売している以上は惨事が起こるのは目に見えているのですが大丈夫なのでしょうか。
あと、
この部分、大人の腰ほどの高さなのですが、子どもを上に立たせる親が絶対に出てきますよ。土足で。
それに遮るものが何もないので、気になるのは鳥インフルエンザの発生時の対応です。
円山動物園では半年近くも施設を閉鎖したり野鳥の侵入を防ぐ対策を強いられているわけですが、ここには野鳥が来ないからといって何も対策なく展示を続けられるのでしょうか。
人間がウイルスを運ぶ可能性というのは当然考えるべきと思うのですが、靴底の消毒マットだけでも設置するのでしょうか。
その点についてはどうするのか気になりました。
あと、さきほどから何度も言っていますが詳しい解説というのはありません。
ペンギンについても、その生態だとか絶滅危惧種がどうとかは一切ありません。
手を抜いているのではなく、ペンギンに興味を持ったら動物園に行って勉強してください、うちはあくまで「いりぐち」です、そういうスタンスなんだと思いました。
それがこのアニメーションに表れています。
2023.7.18#AOAOSAPPORO #ペンギンに会いに行こう
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(実際にはNo7まであります、アニメーションかわいいので実物で見てください) pic.twitter.com/dgvcPOYZEf
ちなみにこのアニメ、No1からNo7までを含めて最初から最後まででちょうど2分20秒です。
そう、Twitterの動画上限ギリギリです。SNSを意識してのこの長さでしょう(笑)。
(ついでに言うと円山動物園の閉園ソング「手をつなごう/佐藤広大」も2分20秒です)
ホッキョクグマ好きな人はこのシロクマベーカリー&には要注意です。
飲食する予定では全然なかったのに気付いたらこんなことになっていました(笑)。
ソフトクリームのコーン部分には替わりに道産小麦のシロクマの手パンが使用されており、中には道産小豆のあんが挟まっています。
帰りは4階に戻るとミュージアムショップがあります。
オリジナルの商品や、作家とのコラボアイテムもありました。
このショップはチケットがなくても(=入場しなくても)利用できます。
さて、およそ5時間滞在したしこれで2200円なら個人的には大満足でした。
ただし、リピートするかと言えばそれは別の話です。
リピーターになるには、まず年間パスポートが無ければ金額的にハードルが高いです。
それに動物園水族館のリピーターって、基本的には推しの「個体」に会いに行くんですよね。
ペンギンなら腕に付いているタグで識別可能とはいえ、現時点では名前もわからないので推せるかどうかと言われれば、推せません。
まぁ狸小路という立地上観光客が途切れることはありませんし、年間パスポートの設定が無い時点でリピーターを獲得しようとは考えていないのかもしれませんが。
しかし動物園オタクというのをあまりなめないでもらいたい、と思った出来事がさっそくありました。
なんとキタイワトビペンギンの特定の個体に会いに来ているファンのかたがいたのです。
僕はたまたま近くにいただけですが、飼育員さんに「りこちゃん(たしかそう聞こえた、違ったらすみません)はいますか?」と尋ねて、この子ですよと案内してもらっていました。
ここのキタイワトビペンギンは神奈川県にあって閉館した京急油壺マリンパークから来ており、そのときからのファンなのでしょうか。
(一時預かっていたおたる水族館にいるときにファンになった可能性もあることはありますが)
何にせよ特定の個体のファンというのは熱心で、お金も使ってくれます。
もしリピーターはいらないと考えているとしたらそこは改めたほうがいいんじゃないかなと思いました。
開館50周年に誕生したキタイワトビペンギンの愛称が決まりました! | 株式会社京急油壺マリンパーク
エルプはおたる水族館で確認されています。とび丸やこがねもいるのかな?
あとは札幌市の動物園条例についてどう対応するのかも気になりますね。
動物園条例は市内の施設に強制力を持ってどうにかする性格のものではないです。
動物福祉に力を入れて頑張っていく施設を認定して応援していくという条例です。
認定施設に応募するのでしょうか?
札幌市AOAO SAPPORO
2023/7/18訪問