モンキーハウスは撮影が難しい(外は網目の細かい檻、冬の室内はレンズが曇る)こともあってそんなに頻繁には訪れていなかったのですが、先日行ってみたら「あれ?ここってこんなにフィーダーあったかな?」と思っていたところ、タイミング良くモンキーハウスガイドが行われたので拝聴してきました。
※フィーダーとは
給餌器または、給餌装置のこと。採食エンリッチメントにたびたび用いられます。動物が採食行動についやす時間を延長させたり、種特有の採食行動を発現させるような構造やタイミング、配置にすることで、野生本来の採食環境を再現できるように工夫されたものが多いです。
フィーダー | 用語解説一覧 | SHAPE-Japan より引用
動物の特性に合わせたフィーダー
うねうね😆
— 金子貴樹(たかぷう) (@oisonero2015) December 13, 2022
2022.12.11#円山動物園#アジアゾウ シーシュ pic.twitter.com/rL5MJDVc7l
しかしガイドが始まると同時に突然の大雨となり、屋外ではフサオマキザルとエリマキキツネザルの両者の餌の取り方の違いについての解説だけで終わってしまいました。
急遽室内にも餌が配置されて、フサオマキザル、エリマキキツネザル、ワオキツネザルは室内での給餌の様子を見ることが出来ました。
これを見てカイジのパチンコを思い出しました(わかる人はわかる)(笑)
クルミを叩きつけて割って食べる様子
— 金子貴樹(たかぷう) (@oisonero2015) June 30, 2023
2023.6.29 #円山動物園 #フサオマキザル pic.twitter.com/cANOlQFeHN
個人的にはこれが一番興味深かったです。残念ながらフサオマキザルが食べに来る姿は見られませんでしたが、タイミングが合えばきっと感心しながら見るでしょう。
フサオマキザルは類人猿以外では唯一道具を使うと言われているとても賢いサルなのです。
時間を置いて再び見に行くと、残りのサルたちもみんな室内に収容されていました。
このあとスーパーに寄って買い物をしたのですが、ついミニトマトを買ってしまいました(笑)
しかし玉子は10個入り1パック300円くらいのはもちろん売り切れ、同780円の高級品はありましたがさすがに手が出せず(汗)
もう数ヶ月玉子を買えていません。
(何年か後に読んでもわかるように書いておくと、鳥インフルエンザの影響で玉子が品薄になっています)
話がそれてしまいました。
なお、今回写真はありませんが屋外の部屋にもフィーダーが設置されています。
ぜひ足を止めてじっくりと観察してみてください。
今モンキーハウスが熱いですよ。
円山動物園では、ホッキョクグマ館やゾウ舎、さらには来春オープン予定のオランウータン館と、新しくて動物への配慮が行き届いた施設が次々とつくられています。
一方、未だ多くの動物園は施設を更新できずに古いままというのが現状です。
円山でもモンキーハウスは昭和59年建設とかなり古く、動物たちにとって快適とは言い難いかもしれませんが、限られた環境の中でも工夫して最大限に動物の幸福を追求していく、というのが動物園のあり方だと思います。
札幌市円山動物園
2023/06/29訪問